飛び地の村・北山村 16歳以上接種 ワクチン余剰も
2021年05月10日 19時03分
全国で唯一の飛び地の村・北山村できょう(10日)から16歳以上の希望者を対象に新型コロナウイルスのワクチンの接種が始まりました。
人口およそ430人の北山村には975回分のワクチンが既に到着し接種を希望する人に2回接種しても余るため、16歳以上の希望者に接種することにしました。
きょうは高齢者のほか、30代の人も含む村民が診療所を訪れて接種を受けました。
1回目は今月15日まで行い、2回目は今月31日から来月(6月)5日まで行って全員の接種を終える予定です。
最初に接種を済ませた山口賢二(やまぐち・けんじ)村長は「人口が少ない利点が出た。これで村民が安心できる」と話しました。
北山村は余ったワクチンをほかの自治体に提供する方向で保健所と調整しています。