自転車鍵掛けコンテスト、ことしもスタート
2021年05月07日 13時42分
中高生が通学に使う自転車の鍵の施錠率を、学校ごとに競う「きしゅう君の自転車鍵掛けコンテスト」がことし(2021年)もきのう(5/6)から始まりました。
県警生活安全企画課によりますと、去年(2020年)、和歌山県内で自転車の盗難被害に遭った人の4割以上が中高生で、このうち、およそ8割が鍵をかけていませんでした。
和歌山県警察本部は、県内で自転車の鍵をかけていないことで自転車を盗まれる中学生や高校生があとを絶たないことから、中高生の自転車の鍵掛けの意識向上と習慣づけを図ろうと、2016年からコンテストを行っていて、今年で6回目です。
当初は、高校生を対象に実施していましたが、去年から対象を広げて、中学生の部も設けています。こうした取り組みの結果、県内で中高生が自転車の盗難被害に遭う件数は、コンテストを始める前の2015年が669件だったのに対し、去年は221件で、この6年間で3分の1に減少しています。
コンテストの期間は、きのうから9月17日までのおよそ4カ月間で、趣旨に賛同した、県内にある22の中学校と20の高校のあわせて42の学校で、生徒が主体となり鍵掛けの啓発活動を行うとともに、警察官が、校内の駐輪場にある自転車を見て回り、鍵がかかっているかどうかを4回にわたって調査します。
そして、活動の取り組み状況や鍵の施錠率などを総合的に評価して優秀な中学校と高校を表彰します。
県警では、「ことしもコンテストを通じて防犯意識を高めてほしい」と話しています。