元妻、覚醒剤使用形跡なし 田辺の資産家死亡事件
2021年05月01日 18時30分
「紀州(きしゅう)のドン・ファン」と呼ばれた田辺市の資産家の男性が急性覚醒剤中毒で死亡した事件で、殺人の疑いなどで逮捕された元妻自身には覚醒剤を使った形跡がなかったことが分かりました。
この事件は2018年5月に和歌山県田辺市の資産家野崎幸助(のざき・こうすけ)さん=当時77歳が自宅で急性覚醒剤中毒で死亡したもので殺人と覚醒剤取締法違反の疑いで元妻の須藤早貴(すどう・さき)容疑者25歳が逮捕されました。
捜査関係者によりますと、事件後、任意で須藤容疑者の尿や毛髪を鑑定したところ、覚醒剤の成分は検出されませんでした。日常的な使用はなかったとみられます。
須藤容疑者が事件前、密売人に接触し覚醒剤を入手した疑いがあることが既に判明しています。
野崎さんの遺体や自宅から覚醒剤が検出されていて、警察は、須藤容疑者が殺害する目的で覚醒剤を入手した疑いが強いとみて調べています。