第92回和歌山県中央メーデー・ 新型コロナで短縮開催
2021年05月01日 18時31分
労働者の祭典「メーデーの日」のきょう(1日)、「第92回和歌山県中央メーデー」が和歌山市北出島のプラザホープで開かれました。
例年、和歌山市の和歌山城西の丸広場で開かれ、アトラクションや和歌山城周辺でのデモ行進などが行われていますが、ことし(2021年)は去年(2020年)と同様に、新型コロナウイルス感染予防のため会場をプラザホープに変更し、デモ行進は中止。出席も労働団体や市民団体の代表者に絞りました。
きょう午前10時から行われた式典では、およそ30人の団体代表者が出席し、3密を避けるため、席の間隔を空け、換気のため窓を開放、また参加者に除菌シートが配られるなど、感染症対策を講じた上で実施されました。
主催者を代表してあいさつした県地評議長の琴浦龍彦実行委員長は「安部政権・菅政権の新型コロナウイルスへの対応は、国民の命と健康、暮らしや営業を本気で守る姿勢がない」とした上で、日本の医療現場や事業者、格差などについての現状を挙げ、自分らしく生きられる社会を求めると訴えました。
最後に、「コロナ対策最優先を念頭に、差し迫る解散総選挙に向けて政権交代を目指し奮闘しよう」などといった、第92回メーデー宣言を採択して閉会しました。
今回、初めて式典の様子をYouTubeで生配信され、配信終了後も視聴できるということです。