万博関連の情報<発信:和歌山県>

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【新型コロナ】県内1人死亡、26人感染 集団感染47例目

2021年04月28日 19時53分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(4/28)、県内で新型コロナウイルスに感染した1人が死亡し、新たに乳児から90代までの男女26人が、新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表しました。県内で死者が出るのは3日連続で、亡くなった人は26人となり、感染者数は、死亡した人を含めて2102人となりました。

記者会見する野尻技監

県によりますと、亡くなったのは、田辺保健所管内の90代の男性で、基礎疾患の治療のため入院していた医療機関で、今月15日に感染者が確認されたため、何度もPCR検査を受けていましたが、おととい26日の4回目のPCR検査で陽性が判明しました。そして、そのまま入院していましたが、きのう(4/27)、病状が悪化し、新型コロナウイルス感染症で死亡しました。男性は、新型コロナウイルスに感染する前から基礎疾患の治療で酸素投与を受けていました。

きょうの記者会見では、田辺市の市立城山台学校給食センターが、県内47例目のクラスターとして発表されました。給食の調理などを行うパート職員ら5人の感染が確認されていて、この給食センターは、きょうから来月7日まで休止します。この施設では、マスク着用などの感染予防対策がとられていたものの、県は、調理作業前後の近距離での会話や、不十分な換気が原因となった可能性があると指摘しました。

きょう新たに感染が確認された27人の保健所別の居住地は、和歌山市が16人、橋本が4人、田辺が3人、海南と岩出が1人ずつ、さらに大阪府が1人となっています。

政府が示した感染状況の指標の一つ、人口10万人あたりの感染者数は、県全体が22・1人で、きのうよりやや少なくなった一方、きょうの感染者27人のうち、濃厚接触ではない新規感染者が12人となりました。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「感染者数は減ってきたものの、濃厚接触ではない新規感染者がきのう、おとといより増えていて、依然として予断を許さない。特にきょうも大阪がらみの感染者が多く、大阪の感染者が減らない限り、まだまだ県内で感染拡大する可能性はある」と述べ、不要不急の大阪との往来をやめるようあらためて呼びかけました。

新型コロナウイルスの入院に使用できる県内の病床420床のうち、きょう現在の入院患者は336人で、病床の使用率は80%ちょうどとなり、きのうより下がりましたが、依然として高く、酸素投与が必要な重症者は、きのうより2人増えて56人となっています。

こうした状況の中、あすから大型連休となるのを前に、野尻技監は、「とくかく感染拡大している地域には、でかけないでほしい。症状がある場合には、家庭内でもマスクを着用し、早く医療機関を受診するようにしてほしい」と述べ、あらためて感染予防の徹底を呼びかけました。

なお、これまでに県内で感染が確認された人のうち、新たに8人が変異ウイルスの感染とわかり、県内で確認された変異ウイルスの感染者数は393人となりました。

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