フェンシング東京五輪代表に東姉妹
2021年04月25日 22時05分
日本フェンシング協会はきょう(25日)、理事会を開いて、東京2020(ニーゼロニーゼロ)オリンピックの日本代表候補21人を発表し、女子フルーレでは、和歌山県出身の東莉央(あずま・りお)・晟良(せら)姉妹が選ばれました。今後、国際連盟などの承認を経て、正式に代表に決まります。
姉の莉央は、和歌山北高校・日体大出身の22歳、妹の晟良は、和歌山北高校出身の日体大4年の21歳で、フェンシングで、姉妹の同時オリンピック代表は初めてです。
女子フルーレの日本の団体世界ランクは5位で、最年長が東莉央の22歳と若いチームとなりました。
日本勢は、個人は全6種目に出場、団体も日本に与えられた開催国枠を活用し、5種目に出場します。
オンラインで記者会見した2008年の北京、2012年のロンドンの両オリンピック銀メダリストの太田雄貴(おおた・ゆうき)会長は、「本番でどれだけ強い気持ちで挑むのかの一点。人生を懸けるつもりで臨んでほしい」と述べました。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、6月までフェンシングの国際大会は行われない見込みですが、日本代表の青木雄介(あおき・ゆうすけ)監督は「国内でできることを精一杯やる」と話し、強化策を工夫し、本番に備えます。