万博関連の情報<発信:和歌山県>

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【新型コロナ】県内23人感染、病床使用率過去最多

2021年04月25日 18時41分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(4/25)、県内で新たに10代の小学生から80代までの男女あわせて23人が、新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表しました。これで、県内で確認された新型コロナウイルスの感染者数は、死亡した22人を含めて2033人となりました。

記者会見する野尻技監(2021年4月25日・県庁記者会見室で)

県によりますと、きょう感染が確認された23人のうち、和歌山市に住む60代の介護事業所職員の女性は、県内44例目のクラスターとなっている和歌山市の「グループホームオアシスⅡ(ツー)」のスタッフで、このクラスターの人数は11人となりました。

また、和歌山市の80代の女性は、すでに感染が判明している介護事業所の職員からデイサービスを受けていたほか、大阪へ出かけた和歌山市の30代の男性が、同居家族2人に感染させたとみられるケースもあります。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、きのう(4/24)の会見で、「病床が満床にならないようにするためには、一日の新たな感染者を30人以内に、そのうち、濃厚接触者ではない新規感染者を10人以内に抑える必要がある」と話していましたが、新たな感染確認が23人、このうち新規感染者が6人というきょうの感染状況について、「このまま減っていってほしいが、そう簡単にはいかないと思う」と引き締めていました。

一方、新型コロナウイルスの入院に使用できる県内の病床400床に対し、きょう現在、入院患者は385人、病床の使用率は96・3%となっていて、いずれも過去最多で、酸素投与が必要な重症者も55人となっています。

新たな感染者が減ったにもかかわらず、病床使用率が過去最多となったことについて、県福祉保健部の野尻技監は「高齢者が多く、酸素投与者が多いため、入院期間がこれまでの9日程度から15日程度に延びている。これが入院患者の減らない大きな理由」と指摘しました。

和歌山県内での感染確認は、死亡した22人を含めて2033人となりました。

また、きょう感染が判明した23人の保健所別の居住地域は、和歌山市が19人、岩出、橋本、御坊、田辺がそれぞれ1人ずつとなっています。

政府が示した感染状況の指標の一つ、直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は、県全体が27・6人、和歌山市が41・3人で、いずれも最も深刻なステージ4を示す25人以上となっています。

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