【新型コロナ】県内31人感染、累計2000人超える
2021年04月24日 18時25分
和歌山県はきょう(4/24)、県内で新たに10代の高校生から90代までの男女あわせて31人が、新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表しました。これで、県内で確認された新型コロナウイルスの感染者数は、死亡した22人を含めて2010人となりました。
県によりますと、きょう感染が確認された31人のうち、和歌山市に住む90代の女性と60代と70代の介護事業所職員のあわせて3人は、すでに県内44例目のクラスターとなっている和歌山市の「グループホームオアシスⅡ(ツー)」のスタッフと入所者で、このクラスターの人数は10人となりました。
また、これまでに発生した別の3つのクラスターでもそれぞれ1人ずつ新たな感染者が判明しているほか、クラスターにはなっていませんが、県内2つの介護事業所で新たな感染者が確認されています。
新型コロナウイルスの入院に使用できる県内の病床400床に対し、きょう現在、入院している人は383人ときのうよりやや増えて病床の使用率は95・8%となり、酸素投与が必要な重症者も55人となっています。
県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は「これまでのデータで、1人の新規感染者からだいたい2人が陽性になっていて、感染のスピードも速いので、新規の感染者を出さないことが最も大切。症状が出れば、早く医療機関に行って感染していないか確認するとともに、行動の自粛やマスクの着用、密を避ける、換気といった基本的な感染予防対策の徹底をお願いしたい」と述べました。
和歌山県内での感染確認は、死亡した22人を含めて2010人となりました。
また、きょう感染が判明した31人の保健所別の居住地域は、和歌山市が19人、田辺が4人、海南と岩出が2人ずつ、湯浅と御坊が1人ずつ、そして大阪府と愛知県が1人ずつとなっています。
直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は、県全体が29・9人と、きのうよりやや減りましたが、和歌山市は41・6人となり、過去最多となりました。
なお、これまでに感染が確認された人のうち、新たに13人が変異ウイルスの感染とわかり、県内で確認された変異ウイルスの感染者数は、345人となりました。