39年ぶりの開催!特別展・「きのくに刀剣ワールド」はじまる
2021年04月24日 18時18分
刀工=刀職人の洗練された作品を中心に、数々の名刀や金属に細工を施す職人=金工による刀装具などを紹介する特別展「きのくに刀剣ワールド」がきょう(24日)から和歌山市の県立博物館で始まりました。
和歌山県では、南北朝時代以来、局地的な戦闘がたびたび起きたことから武器の需要が高まり、刀剣の制作が行われるようになったと考えられており、中世後期から近世にかけて、「入鹿鍛冶」・「粉河鍛冶」・「文珠鍛冶」・「石堂鍛冶」という4つの刀工の流派が確認できるということです。
特別展では、時代別に作られた日本刀を中心に、紀州で作られた最古段階の日本刀や、武士が大切にしていた刀剣の外装を飾る金具「刀装具」など、重要文化財を含む48件130点が展示されています。
県立博物館で刀剣をメインにした展示は39年ぶりということです。
県立博物館の竹中康彦主幹は、「紀州は刀剣の名産地ではないが、優れた刀を作っていた。紀州の刀鍛冶の実力を見てもらいたい」と話していました。
「きのくに刀剣ワールド」は6月6日まで、和歌山市の県立博物館で行われています。また開催期間中に、「紀州の刀剣」に関する講演会が、先着順、事前申し込み制で開催されます。
詳しくは、073ー436ー8670までお問い合わせください。