【新型コロナ】県内2人死亡、36人感染、46例目集団感染

2021年04月23日 19時50分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(4/23)、新型コロナウイルスに感染して入院していた2人が死亡するとともに、県内で新たに就学前の幼児から80代までの男女あわせて36人が、新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表しました。これで、県内で確認された新型コロナウイルスの感染者数は、死亡した22人を含めて1979人となりました。また、和歌山市内の病院で県内46例目のクラスターも発生しました。

記者会見する野尻技監(2021年4月23日・県庁記者会見室で)

県によりますと、死亡したのは、田辺市の70代の男性と和歌山市の90代の男性で、いずれも基礎疾患の治療のため、医療機関に入院していて、新型コロナウイルスに感染しました。

また、きょう感染が確認された36人のうち、和歌山市に住む80代と90代の男女3人は、きょう県内46例目のクラスターとなった医療法人やすだ「堀口記念病院」の入院患者で、このクラスターの人数は、入院患者と看護師ら4人をあわせて7人となりました。

また、県内44例目のクラスターとなった和歌山市の「グループホーム オアシスⅡ(ツー)」のスタッフと入居者あわせて2人の感染が新たに判明し、このクラスターの人数は7人となりました。

新型コロナウイルスの入院に使用できる県内の病床400床に対し、きょう現在、入院している人は379人ときのうよりやや減りましたが、病床の使用率は94・8%で、依然として高い水準となっていて、酸素投与が必要な重症者も過去最多の56人となっています。

県は、週明けにも病床を増やすことにしていますが、あすあさっての土日で感染者が増加し、病床が足りなくなった場合の対応について、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は「土日に病床がひっ迫すれば、症状のない人は、週明けまで待ってもらうなど、優先順位をつけて入院してもらうことになる。例えば、家族内で感染リスクの高い人がいれば、優先的に入院してもらうことになるし、保健所による健康チェックを行いながら家庭内の隔離をお願いする可能性もある」と述べました。

きょう2人が死亡し、36人の感染が確認されたことで、和歌山県内での感染確認は、死亡した22人を含めて1979人となりました。

また、きょう感染が判明した36人の保健所別の居住地域は、和歌山市が19人、田辺が6人、海南が4人、岩出と橋本が3人ずつ、湯浅が1人となっています。

直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は、県全体が30・3人、和歌山市が41・3人となり、それぞれ過去最多を更新しています。

なお、これまでに感染が確認された人のうち、新たに11人が変異ウイルスの感染とわかり、県内で確認された変異ウイルスの感染者数は、332人となりました。

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