日赤和歌山医療センター・Wi-Fi全館に拡大

2021年04月23日 19時45分

福祉・医療

和歌山市の日赤和歌山医療センターの外来フロアと本館11階の個室病棟のみに設置されている、インターネットの無料ワイファイのエリアが、このほど、全館に拡大されました。新型コロナウイルスの影響で入院患者との面会禁止が続くなか、スマートフォンやタブレット端末などを通じて電話やビデオ通話が出来るようになるほか、災害時の救急医療の通信環境も拡充されるなど、期待が高まっています。

これまで、医療センター内でのワイファイ環境は、外来フロアの数カ所と、個室病棟や特別室のある本館11階病棟のみに整備されていましたが、去年(2020年)からは新型コロナウイルスの影響で、入院患者との面会を禁止しているため、家族や親類などとのコミュニケーションが取れず、全館での整備が課題となっていました。

日赤和歌山では、1機あたりスマートフォンやパソコンを同時に100台通信できるアンテナを、本館と南館、それに西館のすべての建物に150機増設しました。

これにより、新型コロナウイルス感染症をはじめとするほとんどの入院患者が病室でインターネットを使えるようになり、それぞれの家族や親類などと、スマートフォンやタブレット端末などを通じて電話やビデオ通話が可能になります。

またセンターは県の基幹災害拠点病院にも指定されていて、大規模災害時などで全国から駆けつける救護班との情報通信環境が増強されることから、災害医療の充実にも繋がることが期待されます。

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