【新型コロナ】県内45人感染、病床使用率96%
2021年04月22日 19時11分
和歌山県はきょう(4/22)、県内で新たに小学生から80代までの男女あわせて45人が、新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表しました。一日に確認された感染者数としては、おとといの55人に次いで過去2番目で、県内45例目のクラスターも発生しました。
きょう感染が確認された45人のうち、和歌山市に住む60代の自営業者の女性や大阪府に住む50代の男性会社員ら5人は、いずれも和歌山市畑屋敷の「スナックゆき」の利用者と従業員で、県は、先に感染が判明している従業員1人を含めて感染者6人のクラスターと認定しました。これで、県内で発生したクラスターは、45例となりました。
また、きょう発表された感染者の中には、医療機関や介護事業所で働いている人も多く、施設内での感染が拡大していないか、県が調査を進めています。
きょう現在、入院している人は384人、病床の使用率は96%ちょうどとなり、いずれも過去最多で、酸素投与が必要な重症者も過去最多の54人となっています。
県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は「大変な危機。病床の確保は、今後もメドがたっているが、きょうの発表にもあったように、酸素投与を必要とする人が救急搬送され、コロナの陽性が判明すると、入院の受け入れ調整が大変困難になる。何度も言っているが、早いうちに、軽症のうちに医療機関へ行くこと、さらに感染しない、他人にうつさない対策を徹底してもらいたい」と呼びかけました。
きょう45人の感染が確認されたことで、和歌山県内での感染確認は、死亡した20人を含めて1943人となりました。
また、45人の保健所別の居住地域は、和歌山市が27人、岩出が5人、海南と橋本が3人、田辺が2人、湯浅が1人、それに大阪府が4人となっています。
直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は、県全体が30人ちょうど、和歌山市が40・2人となり、それぞれ過去最多を更新しています。
なお、これまでに感染が確認された人のうち、新たに28人が変異ウイルスの感染とわかり、県内で確認された変異ウイルスの感染者数は、321人となりました。