【新型コロナ】和歌山市長・知事に飲食店時短を要請

2021年04月21日 19時11分

政治社会福祉・医療経済

和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長は、きょう(21日)午後、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事に対し、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、和歌山市内の飲食店の営業時間を短縮するよう要請したことを明らかにしました。

知事への要請後記者の質問に答える尾花和歌山市長(4月21日・和歌山市役所)

尾花市長は、きょう午後、和歌山市役所で仁坂知事に市内の飲食店の営業時短を要請したことを明らかにし、その理由について「大阪では既に飲食店の営業時間が短縮され、緊急事態宣言も発出されるが、和歌山市での夜間の人の流れが減っておらず『大阪からの来店者がいるため困っている』という飲食店経営者の声も聞かれたため、きょう午後、仁坂知事に市内全域の飲食店に営業時間を短縮をするよう要請した」と記者に語りました。

和歌山市が携帯会社の位置情報データを確認したところ、市内中心部のアロチやJR和歌山駅周辺で、普段は平日のよる10時以降は人出が減り始めるところが、今月に入って減り方が鈍くなっているということです。

また、少なくとも市内の飲食店経営者10数件から「大阪からの来店者がいるので対応に困っている」「マスクを外しての会食が目立ち心配」などといった声が和歌山市に寄せられているということです。

さらに新型コロナウイルスの市内の感染者が急増するのに伴い病床が不足し、新型コロナ以外の救急患者を市外の医療機関に搬送する事態になっているとも話していて、市内の飲食店を時間短縮することで、大阪からの持ち込み感染を防ぎたいとも説明しています。

尾花市長は「市民に大変申し訳ないが、なるべく時短の時期を短くするつもりなので協力を求めたい」と話しています。

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