万博関連の情報<発信:和歌山県>

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【新型コロナ】県内で1人死亡、新たに29人感染

2021年04月19日 19時38分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(4/19)、県内で新たに1人が死亡し、10代の小学生から90代までの男女あわせて29人が、新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表しました。県内で亡くなった人は20人となり、累計感染者数は、この20人を含めて1807人となりました。

記者会見する野尻技監(2021年4月19日・県庁記者会見室で)

亡くなったのは、和歌山市に住む90代の女性で、今月7日に感染が判明して翌日、入院し、肺炎を起こしていることがわかり、酸素投与の治療を受けていましたが、今月13日に肺炎が悪化し、きのう18日に新型コロナウイルス肺炎で亡くなりました。これで、県内で新型コロナウイルス感染が判明して亡くなった人は、20人となりました。

一方、きょう感染が確認された29人のうち、80代の無職の男性や60代の男性会社員らいずれも御坊保健所管内に住む7人が、御坊市湯川町(ゆかわちょう)財部(たから)にある「すなっく悦子(えつこ)」を利用していたことがわかり、県は、このスナックを県内42例目のクラスターと認定しました。このスナックの従業員2人を含めこれまでに判明したこのクラスター関連の感染者数は、10人となっています。

この10人のうち、2人が、別の居酒屋で働いていたことがわかり、県は、御坊市湯川町財部にある「居酒屋はるちゃん」の店名を公表し、今月11日から17日にかけて来店した人に最寄りの保健所に速やかに連絡するよう呼びかけています。

また、和歌山市にある中学校のバレーボール部に関連した県内40例目のクラスターは、練習試合をした相手校の、御坊保健所管内の中学校でも生徒の感染が判明し、県は、バレーボール部のクラブ活動に関するクラスターとして認定し、このクラスターの人数は15人となりました。御坊保健所管内の中学校は、さらに別の中学校とも練習試合をしていて、県は、バレーボール部のメンバーだけでなく、同じクラスの生徒や友人らおよそ50人のPCR検査を進めています。

直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は、県全体で26・8人となり、初めて感染爆発の指標の25人を超え、田辺保健所管内の数字も26・3人で、過去最多となりました。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は「強い危機感をもっている。病床数は、来週にも、目標の400床に届くが、感染者の中に、高齢者が多く、酸素投与を必要とする人が増えているので、人手がかかるため、満床にはできない状況で、このままでは命を守れない」と述べ、あらためて感染予防対策の徹底を呼びかけました。

和歌山県内で入院可能な病床数は390床に増えましたが、きょう現在、入院している人は328人で、このうち、酸素投与が必要な重症者は3人増えて44人となり、いずれも過去最多を更新しています。

きょう感染が確認された29人の保健所別の居住地域は、和歌山市が12人、御坊が9人、岩出と田辺が3人ずつ、湯浅が2人となっています。

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