【新型コロナ】あらたに44人感染・3たび過去最多タイ、クラスターさらに1件確認

2021年04月18日 17時49分

福祉・医療

和歌山県は、きょう(18日)県内であらたに、10代から80代までの男女あわせて44人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。1日あたりの新規感染者44人は、過去最多タイで、今月(4月)9日と14日に続いて3度目です。累計の感染者数は、死亡した19人を含め1778人となりました。また、既に感染した人のうち、あらたに1人から変異株感染がみつかり、県内の変異ウイルス感染者は243人となりました。

記者発表する野尻技監(4月18日・和歌山県庁)

このうち、今月9日に和歌山市の友人宅で会食をしていた50代から70代の男女6人の感染が判明し、県内41例目のクラスターと認定されました。

また、県内40例目のクラスターとなった和歌山市立高積(たかつみ)中学校女子バレーボール部では、練習試合の対戦相手の女子中学生4人や、高積中学校男子バレーボール部の生徒らの感染があらたに判明し、このクラスターの感染者は14人になりました。

県内で現在入院可能な病床数は370床で、きょうまでに24人が退院しましたが、入院患者数は312人と初めて300人を超えたほか、酸素投与が必要な重症者も2人増えて41人と、いずれも過去最多を更新しています。

また直近の人口10万人あたりの感染者数が、県全体で24・8と過去最多となり、保健所管内別では和歌山市が最も多い35・4、次いで田辺が過去最多の24・7となっていて、紀南での感染者数が増えてきています。


県・福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は「紀南からも大阪との行き来があるとみられ、紀北だけでなく紀南の住民にも不要不急の外出をしないよう注意して欲しい。引き続き新規感染者も増えていて、そこから家族や職場などに感染が増えていくので、集団での飲食やカラオケ、声を出しての室内スポーツなどは非常に危険。いくら病床を増やしても医療従事者の負担は増し、感染者やコロナ以外の患者の命の保障が出来なくなる」と述べ、改めて県民に感染防止対策の徹底と不要不急の外出自粛を強く訴えました。

きょう感染が確認された44人の保健所ごとの居住地域は、和歌山市が20人、岩出が10人、田辺が7人、御坊が2人、海南が1人、それに県外が4人となっています。

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