万博関連の情報<発信:和歌山県>

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【新型コロナ】あらたに35人感染・クラスター2件発生

2021年04月17日 18時24分

福祉・医療

和歌山県は、きょう(17日)県内であらたに、10歳未満から80代までの男女あわせて35人が、新型コロナウイルスに感染したと発表しました。累計の感染者数は、死亡した19人を含め1734人となりました。

記者会見にのぞむ野尻技監(4月17日・和歌山県庁)

このうち、田辺市の「外科内科辻医院(つじいいん)」に入院している80代の無職の女性1人と、勤務する医療従事者ら女性2人が感染し、すでに感染している患者や職員を合わせて5人となり、県内39例目のクラスターと認定しました。辻医院では、外来診療を今月14日から、入退院を15日から停止しています。

また、きのう(16日)女子中学生3人の感染が発表された運動部は、和歌山市立高積(たかつみ)中学校の女子バレーボール部と発表され、きょう、和歌山市や岩出保健所管内在住の女子バレー部の中学生4人の感染が新たに確認されたため、県内40例目のクラスターと認定しました。県では、他の女子バレー部員や同級生、教職員らおよそ150人を検査しています。

県では入院可能な病床数を5つ増やして370床となり、きょうまでに16人が退院しましたが、入院患者数は292人、酸素投与が必要な重症者も2人増えて39人と、いずれも過去最多を更新しています。

第4波に入って1か月あまりでクラスターが相次いでいる状況について、県・福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は「新規の感染がクラスターにつながることに大変な危機感を持っている。重症者の割合も増えていて、このペースで感染者が増え続けると病床数を増やしてもかなり厳しく、コロナ以外の医療体制にも影響を与える。感染防止は自分だけでなく、他人の命を守ることにも繋がる」と危機感を示し、改めて、紀北地域の住民には不要不急の外出自粛を、そのほかの県民にも、大阪など感染拡大地域への不要不急の外出や会食、カラオケなどの自粛を強く求めました。

きょう感染が確認された人の保健所ごとの居住地域は、和歌山市が18人、田辺が5人、湯浅が3人、岩出と海南がそれぞれ2人、橋本と御坊(ごぼう)がそれぞれ1人で、ほかに県外が3人となっています。

和歌山県の累計の感染者数は、死亡した19人を含めて1734人となりました。

また既に感染した人のうち、あらたに16人から変異株がみつかり、県内の変異ウイルス感染者は242人となりました。

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