【新型コロナ】連日の県内33人感染、入院者過去最多
2021年04月16日 20時07分
和歌山県はきょう(4/16)、就学前の幼児から90代までの男女33人が、県内で新たに新型コロナウイルスに感染したことを確認し、これまでに県内で確認された感染者の総数は、死亡した19人を含めて1699人となりました。
県によりますと、きょう感染が確認された33人のうち、岩出保健所管内の80代の無職の女性は、県内37例目のクラスターとなった岩出市金池(かないけ)の介護付き高齢者施設「バナナホーム金池(かないけ)」に入居していて、このクラスターの人数は、これで13人となりました。
また、県内の中学校に通う和歌山市在住の3人の女子中学生は、同じ中学校の運動部に所属していて、今月10日に県内の中学校と練習試合をするなどしていました。県は、部員9人のPCR検査を進めています。
県は、使用可能な病床数を365床まで増やしましたが、きょう現在、県内で入院している人は272人で、これまでの最多を更新していて、酸素投与が必要な重症者も37人と多くなっています。
県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「病床は確実に増やしていくが、濃厚接触者ではない、新規の感染者が減らないと、病床ひっ迫の厳しい状況は続く」と話しました。
きょう発表された33人の居住地域は、和歌山市が15人、田辺保健所管内が6人、岩出保健所管内と橋本保健所管内、それに湯浅保健所管内が3人ずつ、御坊保健所管内と大阪府が2人ずつとなっています。
人口10万人あたりの1週間の感染者数は、県全体が21・8人、県が外出自粛を呼びかけている紀北地域では、27・1人となっていて、いずれもきのうより下がっています。
きょう新たに33人の感染が確認されたことで、和歌山県内の感染者数は、死亡した19人を含めて1699人となりました。
また、これまでに県内で確認された感染者のうち、新たに20人の変異ウイルス感染がわかり、県内で確認された変異ウイルスの感染者数は226人となりました。