【新型コロナ】紀北地域の住民は不要不急の外出自粛を・仁坂知事「大方針転換」

2021年04月14日 19時05分

政治福祉・医療

和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、きょう(14日)午後、臨時の記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染が拡大している和歌山市と那賀(なが)・伊都(いと)・海草(かいそう)の紀北地域の県民に対し、今月(4月)25日まで不要不急の外出自粛を求めました。あわせて、紀北以外の県民に対してはテレワークなどの在宅勤務への切り替えや、カラオケ・ダンスなどの大規模な催しへの参加は高齢者以外も控えるよう呼びかけました

紀北地域の住民に不要不急の外出自粛を求める仁坂知事(4月14日・和歌山県庁)

仁坂知事は「県内の新規感染が増えるとともに、大阪・兵庫で変異株の拡大が激しく、最近の保健医療行政単独では感染を押さえることが厳しい状況になってきた。これまでは大阪で羽目を外した人が感染するケースが多かったが、第4波からはそうではない人の感染が目立ってきて、このままでは感染が爆発してしまうおそれがあり、大方針転換でお詫びするとともに、お願いしなければならない」と理由を述べました。

そして大阪へ通勤する県民や、和歌山へ通勤・出張する大阪府民、それに紀北地域以外の県民に対して、それぞれの企業へテレワークなどの在宅勤務に切り替えてもらうよう協力を求めました。その上で、店舗への休業要請などは現時点では行わない考えを示しましたが、国へのまん延防止等重点措置の要請については「感染状況を見ながら判断する」と述べました。

このほか、県が再実施する予定だった県民向けの県内旅行支援事業「わかやまリフレッシュプランについて仁坂知事は「感染が落ち着かないうちは実施できない」と述べ、感染状況が落ち着くまで注視する考えを示しました。

あわせて、大阪府への不要不急の外出や家族以外とのカラオケを自粛すること、早期のクリニックの受診とPCR検査、それに、医療福祉関係者の一層の感染予防対策を引き続き求めました。

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