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タカショー株主総会・コロナで需要高まり売上増加

2021年04月14日 19時04分

経済

海南市(かいなんし)のガーデニング大手・株式会社タカショーの株主総会が、きょう(14日)開かれ、新型コロナウイルスの影響で中国の工場が一時操業停止となりましたが、外出自粛によるガーデニング需要の高まりなどでホームユース部門が前の会計年度より18・2%、海外の売上高も28・2%増加したことなどが、株主に報告されました。

きょうの株主総会のもよう(4月14日・海南市・タカショー本社)

海南市南赤坂(みなみあかさか)のタカショー本社で開かれたことしの株主総会では、はじめに去年1年間の事業報告が行われ、新型コロナウイルスの影響による新規住宅着工の減少や、展示会・イベントの中止などで国内の売上高は前の会計年度より1・2%の減少となりましたが、外出自粛によるガーデニング需要の高まりや、インターネット販売の強化などが効を奏し、ホームユース部門は18・2%、海外売上高が28・2%増加しました。

そして、今回の1株あたりの配当金も、去年の10円からことしは20円に増えました。

タカショーの高岡伸夫社長

タカショーの高岡伸夫(たかおか・のぶお)社長は、今後について「大変厳しい時代だが、更なる成長性と収益性のを向上を図るため、環境保全や健康に寄与する新たな商品開発や、顧客へジャストインタイムで商品を供給するための体制強化と物流コストの抑制、優秀な人材確保や、デジタル技術の促進などに積極的に取組む」と意気込みを語りました。

きょうの株主総会は、新型コロナウイルス感染防止対策として、株主に書面での議決権行使を呼びかけたほか、これまで行っていた送迎バスの運行や記念品の贈呈などを取りやめました。 

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