【新型コロナ】全国知事会Web会議・仁坂知事現状報告

2021年04月12日 20時12分

政治福祉・医療

全国知事会の新型コロナウイルス緊急対策本部のウェブ会議が、きょう(12日)開かれ、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事が、先月(3月)中旬以降、県内で感染が拡大傾向にあることを報告しました。

全国知事会Web会議で発言する仁坂知事(手前)(4月12日・和歌山県庁知事室)

20回目を迎えたきょうのウェブ会議では、感染第4波の到来を受け、全国知事会から国への緊急提言について議題に上がり、この中で「積極的疫学調査やPCR検査の徹底など、あらゆる手段を用いて、感染の抑制と医療危機の回避に全力で立ち向かう」とする文言が含まれています。和歌山県は、感染拡大の当初から、独自に積極的疫学調査や、原則的に感染者全員の入院、PCR検査の徹底を続けていて「和歌山モデル」として注目されています。

一方で、第4波到来後の今月(4月)9日には、一転して県内の新規感染者数が過去最多の44人に達するなど、感染拡大への危機感が高まっています。

きょうのウェブ会議で仁坂知事は、緊急提言に積極的疫学調査やPCR検査の徹底を盛り込んだことに感謝する一方で、県内の感染拡大状況に強い危機感を示し、県民に感染拡大地域への不要不急の外出や、クラスターの発生が相次ぐカラオケ仲間同士のカラオケを控えること、それに早期のクリニック受診とPCR検査を強く呼びかけていることを報告し、全国知事会でも協力して感染防止につとめるよう求めました。

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