オリンピック聖火リレー・和歌山県1日目・新宮市から和歌山市に無事到着

2021年04月09日 21時25分

イベントスポーツ

全国47都道府県を巡る東京オリンピックの聖火リレーが、きょう(9日)から和歌山県に入り、新宮市(しんぐうし)から串本町(くしもとちょう)や田辺市(たなべし)、御坊市(ごぼうし)、有田市(ありだし)などを巡って、和歌山市の和歌山マリーナシティに到着しました。

沿道に手を振る早田卓次さん(4月9日・新宮市新宮)

全国8県目となる聖火リレーは、きょう午前9時、新宮市(しんぐうし)新宮の「みはらし台」をスタートし、1964年東京オリンピック・体操男子金メダリストで 田辺市出身の早田卓次(はやた・たくじ)さんが、和歌山県最初のランナーとしてトーチを掲げ、軽快な足取りで走りました。日本オリンピアンズ協会副会長を務める早田さんは「オリンピックとパラリンピックが安全に開かれて欲しい。選手をみんなで応援しようという気持ちが、勝ち負け以上にスポーツの大切な魅力です」と笑顔で語りました。

途中、田辺市では地元出身の俳優・小西博之(こにし・ひろゆき)さんが、有田市では元・箕島(みのしま)高校野球部の投手で、1979年夏の甲子園では石川の星稜(せいりょう)高校と延長18回の激闘を繰り広げ、プロ野球の西武ライオンズで活躍した石井毅(いしい・たけし)さんが走りました。

初日のアンカーは2012年ロンドンオリンピック・体操女子日本代表で田中3きょうだいの田中理恵(たなか・りえ)さんが務め、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事らが拍手で迎えるなか、和歌山市の和歌山マリーナシティに設置された聖火台に聖火を灯し、無事ゴールしました。田中さんは「地元でトーチを持って走ることが出来て幸せでした。オリンピックとパラリンピックが安心、安全に開催出来れば」と語りました。

聖火台に火をともす田中理恵さん
聖火リレー後、インタビューに応じる田中さん

聖火リレー2日目のあす(10日)は、午前9時に和歌山市の和歌山城前をスタートし、岩出市(いわでし)やかつらぎ町、高野町(こうやちょう)などを経由して、橋本市運動公園多目的グラウンドを目指します。

あすは、2012年ロンドンオリンピック・体操日本代表で田中3きょうだいの兄・田中和仁(たなか・かずひと)さんや、上富田町(かみとんだちょう)出身の歌手・坂本冬美(さかもと・ふゆみ)さんらが走る予定です。

あすもコースの周辺では交通規制が行われるほか、和歌山県実行委員会では、密集を避けるため、県民に沿道での応援を出来るだけ控え、インターネット中継を見るなど、新型コロナウイルスの感染防止に理解と協力を呼びかけています。

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