春の全国交通安全運動はじまる
2021年04月06日 19時15分
歩行者の安全確保や、自転車の安全利用、飲酒運転の根絶などに重点を置いた春の全国交通安全運動が、きょう(6日)からスタートしました。
このうち、和歌山県の交通安全運動の出発式が、けさ、和歌山県庁前で開かれ、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事が「高齢者の事故防止や飲酒運転の根絶を目指すとともに、自動車や自転車が交通事故と背中合わせであることを県民に考えてもらい、力を合わせて事故を減らそう」とあいさつしました。
続いて、県警察本部の親家和仁(しんか・かずひと)本部長が「引き続き、横断歩行者妨害や飲酒運転を取り締まるとともに、子どもや高齢者向けの交通安全教室の開催など、様々な取組みを進めたい」と意気込みを示しました。
また出発式では、和歌山放送の中村栄三(なかむら・えいぞう)社長から、「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」の募金で県内2箇所に設置される音の出る信号機の目録が、県警の親家本部長に贈呈されました。
このあと、県警の白バイ隊を先頭に、啓発車両が県庁前を出発しました。和歌山放送では、きょうからの啓発活動や県内の交通安全の取り組みなどを、特別番組で紹介しました。
ところで県内では、去年(2020年)歩行中の死者の7割が横断歩道での死亡事故だったことから、県警では、今月(4月)15日までの運動期間中、県内各地でドライバーに歩行者の安全確保や、信号機のない横断歩道での一旦停止を呼びかけるほか、歩行者には斜め横断や車の直前直後の横断はしないよう呼びかけることにしています。また、自転車の安全利用や飲酒運転の根絶について引き続き呼びかけを強化します。