和歌山大学の入学式が、きょう（５日）和歌山市民会館で行われ、学部・大学院・特別専攻科の新入生あわせて１２１９人が大学生活の第一歩を踏み出しました。

この春、和歌山大学に入学したのは、学部９７５人、大学院２４４人です。去年（２０２０年）は新型コロナウイルスの影響で入学式が開かれず、２年ぶりの開催となりました。

きょう午前１１時から開かれた入学式では、伊東千尋(いとう・ちひろ)学長が、コロナ禍でオンライン授業やリモートワークが不可欠になった状況を受け「大学は社会との連携性が最も強い教育機関で、今までの習慣と新しい習慣の対立と調和を乗り越えて新しい社会を作り上げる力を培う場だ」と式辞を述べました。

続いて、教育・経済・システム工学・観光の４つの学部の新入生代表が登壇し「仲間のと出会いを大切に、勉強やクラブ活動に精一杯取組みます」などと誓いの言葉を述べました。

ことしの入学式は、感染予防のため、入り口での消毒液の設置や間隔を明けての着席といった措置がとられたほか、学生の混声合唱団が事前に収録したリモートによる学歌のコーラスが披露されました。またきょうは、生徒以外が入場出来ないため、保護者や親族のためにインターネットでの中継も行われました。