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【新型コロナ】疫病除けマンボウ再展示、和歌山市立博物館

2021年04月04日 18時50分

教育歴史・文化

新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」が、大阪や兵庫など3府県へ適用されるのを受け、和歌山市立博物館では、きょう(4日)から、江戸時代後期に疫病退散を願って描かれたとみられるマンボウの木版画の展示が再び始まりました。

木版画は、A4版ほどの大きさの白黒で、マンボウとみられる大きな魚が描かれ、「満方」や「疫病退散」の文字もあります。作者は不明ということです。

博物館では、去年(2020年)夏から先月(3月)の緊急事態宣言解除までの間に、2回、期間限定で展示していたもので、来館者から「大阪などで『まん防』が始まる今こそ、展示を」との声が相次ぎ、再び披露することになりました。佐藤顕(さとう・あきら)学芸員は、「まん防に掛けるつもりはないが、コロナ終息を願う気持ちは変わらない」と話しています。

「疫病除けマンボウ」の木版画の展示は、措置の適用期限となる来月(5月)5日までの予定です。

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