JR和歌山駅周辺で虐待防止の啓発・キワニス・ワンデー
2021年04月03日 18時54分
社会奉仕団体「和歌山キワニスクラブ」はきょう(3日)、和歌山市のJR和歌山駅周辺で、子どもの虐待を防ぐための街頭啓発活動を行いました。
これは、全国のキワニスクラブが地域で奉仕活動を行う日「キワニス・ワンデー」に合わせて実施されたもので、今年で15回目になります。
きょう午前10時半過ぎから開始された街頭啓発活動は、和歌山キワニスクラブの会員や少年補導員、和歌山市立日進中学校の生徒ら、あわせて50人が参加し、「子どもと家庭のテレフォン110番(073-447-1152)」などの連絡先を添えたポケットティッシュ1000個を駅やバスなどの利用者に配りました。
日進中学校の生徒会長、薗日菜香(その・ひなか)さん14歳は「虐待によって小さな子どもが亡くなってしまうニュースを見て悲しくなります。この活動を通じて、子どものことを大切にして私たちのことを見守ってほしいと思います」と話していました。
和歌山キワニスクラブの大岩徳成(おおいわ・よしなり)会長は、「去年から続くコロナの影響で児童虐待が増えていると聞いています。1番の弱者である子どもたちを虐待から守る助けに少しでもなれたら」と話していました。
県では、子どもへの虐待を発見したり、疑わしいと思われるときは、児童相談所や福祉事務所、町村の児童相談の窓口等に通告・相談をしてほしいと呼びかけており、相談や通告をした人が特定されないように配慮するほか、匿名でも問題ないということです。