紀陽銀行グループで2年ぶりの合同入社式
2021年04月01日 20時34分
和歌山市に本店のある紀陽銀行と関連会社で構成される紀陽フィナンシャルグループの合同入社式がきょう(4/1)、和歌山市のホテルで行われ、あわせて106人が、新社会人としての一歩を踏み出しました。
紀陽フィナンシャルグループは、去年、新型コロナウイルスの影響で、和歌山市と田辺市、大阪府堺市の3つの会場で報道機関に公開しない形で辞令交付式を行っていて、合同入社式を行うのは、2年ぶりです。
この春の新入社員は、紀陽銀行が97人、関連会社の紀陽情報システムが9人のあわせて106人で、この春の退職者が減ったことから、去年より48人少なくなっています。
きょう午前9時45分から、和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山で行われた入社式には、新入社員106人全員が出席し、式辞の中で、松岡靖之(まつおか・やすゆき)頭取は、「ウィズからアフター、そしてポストコロナと刻々と変化する社会局面を迎え、新たなビジネスの創出が不可欠なとき。皆さんには、自らが新しい時代を切り開くという強い気概と、熱い情熱を持ち続けていただきたい」と述べた上で、「紀陽銀行グループの最重要ミッションは、地元経済を支え地域に貢献すること。地域の期待に応え、その期待を超えていくという大きなテーマに真正面から取り組む努力を決して惜しまないでいただきたい」と激励しました。
このあと、新入社員を代表して、紀陽銀行の永野巧(ながの・たくみ)さん23歳が、「先輩が築いてきた歴史と伝統に、私たち新入社員の個性と情熱を加え、地域とともに発展していけるよう、日々精進することを誓います」と宣誓しました。
そして、1人ずつ名前と配属先が読み上げられたあと、紀陽銀行の代表として、覚野紗佳(かくの・さやか)さん22歳に、紀陽情報システムの代表として伊東咲稀(いとう・さき)さん22歳に、それぞれ辞令が交付されました。
紀陽銀行の新入社員を代表して辞令を受け取った覚野さんは、「不安なこともありますが、笑顔を忘れず、新社会人という自覚をもって積極的に取り組みたい。地元が大阪なので、和歌山や大阪の地域経済から盛り上げていって、落ち込んだ日本経済を復活させたい」と意気込みを語りました。
紀陽銀行グループの合同入社式では、新型コロナウイルスの感染予防のため、会場の入り口に、サーモグラフィと非接触型の体温計、それに消毒用のアルコールが設置され、マウスシールドを着けた出席者が、会場に入る前に、1人ずつ検温し、発熱がないかなどをチェックしていました。