和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、きょう（４月１日）午後政府が大阪府と兵庫県に対して、新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」を適用する見込みになったことを受け、緊急の記者会見を開き県民に大阪府と兵庫県へ不要不急の外出を控えるよう呼びかけました。

仁坂知事は、きょう午後１時に県庁で記者会見を開き「先月（３月）の緊急事態宣言解除後、大阪・兵庫で感染者数が急増し、まん延防止等重点措置が適用される見込みになった。和歌山など周辺の府県も感染者が増えて警戒が必要な状況となっているので、県民には大阪・兵庫への不要不急の外出を控えてもらうようお願いする」と述べました。その上で外出を控える期間については「少なくとも、措置が解除されるまでの間は」という見解を述べるとともに、改めて歓送迎会や謝恩会、宴会を伴う花見などを極力控えるよう呼びかけました。

一方、県教育委員会は、県内の学校に対して、部活などの県外に出掛けての練習試合を、当分の間自粛するよう通知を出しました。このことについて仁坂知事は「いまは感染が拡大して危ないので、控えて欲しい」と理解を求めました。