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【新型コロナ】変異株の割合増加、和県内で6割超

2021年03月31日 19時42分

社会福祉・医療

和歌山県内で新型コロナウイルスの感染が確認された人のうち、変異株に感染した人の割合が増えています。

県によりますと、今月に入って、変異株の感染者が確認されるようになり、直近1週間に感染した人に占める変異株の割合は、徐々に増えていて、おととい(3/29)の時点で64・2%と、6割を超えています。

変異株は、これまでの新型コロナウイルスより感染力が強いとされていて、医療機関を退院する際の基準が厳しくなっています。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監はきのう(3/30)の会見で、「変異株は、感染しやすいので、感染した人を早期に発見し、早期の入院につなげ、濃厚接触者を早く調査して検査につなげることが大事。あらためて早期の受診や検査に協力をお願いしたい。また、個人の対策に変更はないので、これまで通り、感染予防対策をきっちり行ってほしい」と呼びかけました。

記者会見で呼びかける野尻技監(2021年3月30日)

また、和歌山県は、再び感染者が増加し始めた今月14日から第四波に入ったという見方を示しています。

県の分析によりますと、感染した人の年代は、第一波では、50代と60代が中心でしたが、第二波では、20代以下の若者が中心となり、第三波では、すべての年代に感染が広がり、特に高齢者と10歳未満の子どもの感染者が増加しました。一方、第四波では、10代と20代の若者と、40代・50代の年代が感染の中心となっています。

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