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【新型コロナ】新たに16人感染、変異株も10人増加

2021年03月30日 20時05分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(3/30)、10代の小学生から60代までの男女16人が、県内で新たに新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表しました。また、これまでに感染した人のうち、10人が、変異株に感染していたことがわかりました。

記者会見する野尻技監(2021年3月30日)

県によりますと、新たに感染が判明した16人のうち、和歌山市に住む60代の女性パート職員は、今月25日から39度台の発熱や下痢の症状があり、翌日以降、連日、医療機関を受診しましたが、PCR検査は行われず、きのう29日になって医療機関で検査が行われ、新型コロナウイルスの陽性が判明しました。

また、海南保健所管内に住む60代のパート職員の女性は、今月22日から頭痛や全身の倦怠感などがあり、24日に医療機関を受診しましたが、検査は行われず、その後も発熱が出て再度、受診し、ようやくPCR検査が行われました。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「せっかく早く受診しても、医療機関が早く検査をしてくれないと、新型コロナの診断ができないので、自ら検査できる医療機関はすぐに検査を、検査できない医療機関は、別の医療機関を紹介してほしい」と呼びかけました。

一方で、岩出保健所管内の20代の女性会社員は、今月20日から発熱や頭痛の症状などが続いていましたが、きのう29日に、先に感染した同僚の接触者として検査を受けるまで、一度も医療機関を受診していないなど、症状が出た後も、医療機関を受診しないケースが多く、県は、引き続き、早めの受診を呼びかけています。

きょう感染が確認された16人の居住地域は、和歌山市が10人、海南保健所管内と岩出保健所管内が3人ずつとなっています。

一日で16人の感染が確認されたことについて、県福祉保健部の野尻技監は、「朝の記者会見で知事も述べていたように、第4波ということで、感染者が急激に増加している。変異株の影響が大きく、隣りの大阪府で感染者が増えており、強い危機感を持っている」と述べました。

16人が新たに感染確認されたことで、和歌山県内の感染者数は、死亡した18人を含めて1273人となりました。一方、4人が退院し、入院患者の数は80人となっています。また、新たに10人が変異株に感染していたことがわかり、県内の変異株の感染者は47人となりました。

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