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防災用品研究所主催「第3回防災川柳」表彰式

2021年03月25日 19時58分

災害・防災

防災をテーマにした川柳コンテスト「第3回防災川柳」の表彰式が、きょう(25日)和歌山市で行われました。

(2021年3月25日・和歌山商工会議所)

「防災川柳」は、防災に役立つ商品やシステムの研究・開発に取り組んでいる、和歌山市の「一般社団法人防災用品研究所」が防災への意識を高めてもらおうと毎年募集しているものです。3回目の今年度(2020年度)は、「小学生の部」と「一般の部」に、全国からあわせて947句の応募が寄せられ、このうち20句が、最優秀賞、優秀賞、秀句、佳作に入賞しました。

「小学生の部」の最優秀賞には、「学校でひなんくんれん全集中」という句を詠んだ和歌山市立中之島小学校2年の中村心南(なかむら・ここな)さんが選ばれました。また、「一般の部」の最優秀賞には、「期限切れああ良かったと次準備」という句を詠んだ、姫路獨協大学(の教授で、兵庫県明石市の小田慶喜おだ・よしのぶさんが選ばれました。

表彰式は、きょう(25日)午後1時から和歌山市の和歌山商工会議所で開かれ、防災用品研究所の田原(たはら)サヨ子代表理事が受賞者に表彰状を手渡しました。

「小学生の部」最優秀賞の中村さんは、「学校の避難訓練は緊張しましたがうまくできました。地震が起きたら、頭を低くしてダンゴムシになることを教わりました」と話していました。

「一般の部」最優秀賞の小田さんは、「阪神淡路大震災を経験して以来、防災について考え続けていますが、ふと気を抜いてしまう時があります。防災用品は使わずに済むことが一番ですが、期限があるものなので、時々確認することが防災に繋がる、という思いを川柳に込めました」と話していました。

田原代表理事は「素晴らしい句ばかりで、特に子どもたちの工夫に驚きました。川柳を通して防災について考え、意識を高めるきっかけにしてほしい」 と話していました。

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