関電海南発電所跡地に竹島鉄工建設が工場建設で協定

2021年03月24日 18時53分

政治経済

おととし(2019年)4月1日に廃止された関西電力海南(かいなん)火力発電所の跡地に、有田川町(ありだがわちょう)の竹島(たけしま)鉄工建設が工場を増設することになり、きょう(24日)午後、和歌山県庁で立地協定書の調印式が開かれました。

調印後の記念撮影(3月24日・和歌山県庁知事室)中央が竹島社長夫妻・左が仁坂知事・右が神出海南市長

竹島鉄工建設は、1947年(昭和22年)創業で、資本金2千万円、社員数152人で、大型高層ビルの鉄骨や橋などを製造していて、去年(2020年)9月期には38億3300万円を売り上げています。

今後、関西だけでなく関東でも受注の拡大が見込まれることから、海南発電所の跡地の一部・10万平方メートルを取得し、新たに海南工場を建設することになりました。延べ床面積は3万7200平方メートルで、35億円あまりをかけて建設し、4年後の2025年4月の操業開始を目指します。

立地協定書への調印

きょう午後3時半、県庁の知事室で、竹島鉄工建設の竹島徹(たけしま・とおる)社長と、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事、それに海南市の神出政巳(じんで・まさみ)市長が立地協定書に調印し、竹島社長は「皆様のおかげ。今後、ますます発展させて地域により貢献したい」と意気込みを示しました。

仁坂知事と神出市長は、いずれも火力発電所撤退後の産業や雇用の維持につながると、竹島鉄工建設の工場建設を歓迎しました。

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