「きいちゃんの災害避難ゲーム」完成

2021年03月24日 21時08分

政治災害・防災

和歌山県は、ボードゲームで遊びながら災害時の迅速な避難行動や備えの大切さを学べる「きいちゃんの災害避難ゲーム」を開発し、県内の市町村や振興局で貸し出します。

きいちゃんの災害避難ゲームを紹介する画面

ゲームは2種類あり、ひとつは「津波から逃げ切ろう!」というテーマで、冬場で悪天候の早朝に南海トラフ巨大地震が発生したという想定で、自宅から避難路を通って、避難場所まで津波に追いつかれずに無事に逃げ切れるか、チームごとにチャレンジする内容で、小学校高学年からが対象です。

もうひとつは「みんなで協力して避難所運営しよう!」というテーマで、プレイヤーが市町村の避難所運営本部の担当班長になって、時系列で発生するトラブルや課題に迅速に対応出来るかをチームで競う内容で、こちらは高校生からが対象となっています。

県では「きいちゃんの災害避難ゲーム」を400セット作って、県内の市町村や振興局で貸し出します。また、県のウェブサイトにも掲載して、ダウンロード出来るようにもします。

仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「子どもも大人も遊ぶことで、災害時の備えに新たな気付きが得られる」と話し、体験するよう呼びかけています。

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