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【新型コロナ】仁坂知事・宣言解除後も「変異株が心配」

2021年03月23日 19時49分

政治福祉・医療

新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言が解除された一方で、変異ウイルスの感染が和歌山を含め全国で広がりを見せている状況について、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「変異ウイルスは第3波のウイルスよりもうつりやすいという印象で心配だ」と述べ、県民に改めて感染予防の徹底を呼びかけました。

定例記者会見での仁坂知事(3月23日・和歌山県庁)

仁坂知事は、延長されていた首都圏でも緊急事態宣言が解除されたことについて「感染者数や病床占有率が減ってきているので、判断は正しいと思う」と述べた一方で、宣言解除後の動きについて「感染者が再び増えるリバウンドに注意が必要だが、首都圏など他の自治体が和歌山のような医療保健行政の立て直しをするかどうかわからない」と指摘しました。

その上で、変異ウイルスの感染が広がっている状況について仁坂知事は「第3波のウイルスよりも変異ウイルスの方がうつりやすいという印象で心配だ。県外で感染して県内で拡大する懸念がある」と懸念を示し、県民に改めて、感染者の多い都市部などへ出掛けての長時間の飲食を控えるよう求めるとともに、症状がある人にはクリニックでの速やかな受診を、医療機関に対しては感染が疑われる患者へ速やかにPCR検査を行うよう呼びかけました。

また、転勤や進学などによる引っ越しが増える年度末を考慮して、和歌山へ転居する人には、症状があれば移動せず、仮に、転居後発症したときには、県民と同じようにクリニックでの早期受診と検査をするよう呼びかけました。

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