【新型コロナ】コロナワクチン接種券発送、和市で開始
2021年03月22日 19時47分
来月(4月)から和歌山県内で始まる予定の新型コロナウイルスワクチンの高齢者への接種に向けて、和歌山市はきょう(3/22)、接種券の配送作業を行いました。
今回、ワクチン接種の対象となる65歳以上の人口は、和歌山市内におよそ11万6千人いて、市は、この数と同じ郵便物を準備しました。
外部の業者が封入作業を行った11万6千通余りの接種券の入った封筒が、段ボール箱に入れられて、きょう午後1時半頃、民間のトラックで和歌山市保健所の駐車場に運び込まれました。そして、郵便局の配送エリアの関係で山東郵便局と岩出郵便局に持ち込む必要のある一部の段ボール箱が、和歌山市役所の公用車に積み替えられ、トラックとともに、郵便局に向けて出発しました。
ワクチンの接種券は、今月中に、高齢者のもとに届く予定で、今月31日から予約の受付が始まり、来月12日から接種が始まることになっています。
一方、和歌山市に届くワクチンの量は、4月分としては1500人分(3000回分)と見込まれています。
和歌山市内でのワクチン接種は、基本的に市内200の医療機関で行われることになっていますが、4月は、ワクチンの供給量が少ないため、市は、120の医療機関にとどめます。そして、今月26日以降、届けられる広報誌に、医療機関の一覧表を織り込んで配布します。
和歌山市新型コロナワクチン接種調整課の藤原大悟(ふじわら・だいご)副課長は、「まずは、スタートしてほっとしています。4月はワクチンの供給量が少ないので、少し混乱するかもしれません。予約が取りづらく、ご迷惑をおかけすることもありますが、よろしくお願いします。5月中には、ワクチンの供給量が安定してくると聞いているので、接種券をなくさず保管しておいてください」と呼びかけました。
予約の申し込み先は、各医療機関となっていて、ワクチンの供給量が少ない上、注射剤の瓶1つにつき、6時間以内に5人の接種を行う必要があり、予約の調整で混乱するおそれが懸念されています。