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那智大社のしだれ桜が開花 社殿に映える優雅な姿

2021年03月20日 18時27分

社会

那智勝浦町にある世界遺産・熊野那智大社の内庭にある県の天然記念物のしだれ桜がきょうまでに開花しました。

高さ8メートルほどの大木から垂れた枝にいくつもの小さな花が開き、朱塗りの社殿を背景に優雅な姿を見せています。

熊野那智大社によりますと、このしだれ桜は、平安時代後期の後白河(ごしらかわ)法皇が植樹したと伝えられ、室町時代の絵図「那智山宮曼荼羅(なちさんみやまんだら)」に描かれています。

その上品な花の姿から女官の雰囲気を醸し出す桜としてたたえられてきました。

満開は、22日か23日の見込みだということですが、週末はあいにくの雨の予報で、神職の花薗龍人(はなぞの・たつひと)さんは「花は繊細で1週間ほどで散ってしまう。天候が心配だ」と話していました。

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