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公立高校で合格発表、5700人に春

2021年03月19日 20時01分

教育社会

和歌山県内の公立高校で、きょう(3/19)、入学試験の合格発表が行われ、5700人あまりの受検生に春が訪れました。

抱き合って喜ぶ受験生(2021年3月19日・県立向陽高校で)

ことし(2020年度)の合格発表は、新型コロナウイルスの影響で、去年に続いて県教育委員会の特設サイトでの発表と、従来通り各学校での掲示の2つの形式で、きょう午前10時に一斉に行われました。

正面玄関前(手前)と記念館(茶色の建物)の前で分散発表

このうち、受験倍率が1・23倍と、普通科の中で最も高かった和歌山市太田の県立向陽高校では、正面玄関前と記念館前の2カ所に、合格者の受検番号が掲示され、自分の番号を見つけた受験生や保護者が、歓声をあげたり、スマートフォンで記念撮影したりしていました。

紀の川市立打田中学校を卒業した5人の女子生徒は、全員、合格したことがわかると、涙を流しながら互いに抱き合って喜び、「めちゃくちゃうれしくて涙が出てきました」「勉強も部活もがんばりたい」「文武両道でがんばります」「楽しんで青春したい」と話していました。

仲良し5人組

また、携帯電話で合格を報告した海南市立下津第二中学校出身の西川侍元(にしかわ・じげん)さん15歳は、「母に合格を伝えたら、喜んでくれました。コロナの影響で、去年の春は学校に行けなかったので、最高学年で受験生になった自覚があまりなく、受験勉強にも少し影響しましたが、勉強する時間はあったので、がんばりました。中学の先輩がいるサッカー部で部活と勉強を両立したい」と話しました。

西川さんが携帯電話で合格を報告

県教育委員会によりますと、きょう合格が発表されたのは、全日制県立高校が、一般選抜で5180人、スポーツ推薦で107人、定時制県立高校が151人、全日制市立高校が、一般選抜で266人、スポーツ推薦で9人、定時制市立高校が10人となっています。

また、追募集の枠は、全日制県立高校が776人、定時制県立高校が384人、全日制市立高校が105人、定時制市立高校が70人となっています。追募集の学力検査は今月26日に行われ、合格発表は今月30日の午前10時に行われます。

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