和歌山で桜開花 平年より8日早く、近畿で2番目

2021年03月18日 19時18分

社会

和歌山地方気象台はきょう(18日)、和歌山で桜が開花したと発表しました。去年(2020年)より4日早く、平年より8日早い開花です。

花びらが開いた桜(2輪)
花びらが開いた桜(3輪)

きょうは、午後3時に気象台の職員4人が和歌山市の紀三井寺を訪れ、和歌山の桜の標本木に指定されている本堂前のソメイヨシノの咲き具合を確認しました。目視や双眼鏡で調べたところ、開花の基準となる5輪が咲いているのを確認しました。

花の咲き具合を確認する職員

和歌山地方気象台の荒木則孝(あらき・のりたか)気象情報官は「1月下旬から高い気温の日が続いたことで平年よりかなり早い開花となりました。満開は開花から概ね1週間程度なので今月末には見ごろになるのではないか」と話していました。

和歌山の桜の開花宣言は、去年(2020年)まで11年連続で、近畿2府4県の最速でしたが、ことしは、おととい(16日)開花宣言があった京都に次いで2番目となりました。

紀三井寺の前田泰道貫主(まえだ・たいどう・かんしゅ)は「『近畿で一番』を返上してしまいましたが、肩の荷が下りたのでゆっくり咲いてくれればと思っていました。花見の宴会は難しいので、今年はそぞろ歩きで花を()でてほしい」と話していました。

標本木を見上げる前田貫主(左)

友人とハイキングで訪れた和歌山市の飲食業の33歳の女性は「偶然、開花宣言に立ち会えてうれしい。コロナの影響であまり集まることはできませんが、これから暖かくなって気持ちも明るくなれば」 と話していました。

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