県立自然博物館トラフボウズハゼ標本を展示
2021年03月18日 19時18分
2年余り前に、有田川下流域で見つかったトラフボウズハゼの標本が来月4日まで海南市の県立自然博物館で展示されています。
トラフボウズハゼはこれまで、沖縄より南の地域でしか発見されていませんでしたが、2018年11月に有田川下流の有田市辻堂の有田川で、ハゼ類の研究をしていた大学院生が発見しました。
このハゼは3センチほどで、標本として県立自然博物館に寄贈されました。
このハゼは本州で初めて見つかった貴重なもので、県立自然博物館では来月4日までエントランスホールで学術論文や説明パネルと共に展示されています。
県立自然博物館の担当学芸員は、「市民に身近なところに発見があることを知ってもらえれば」と話しています。