万博関連の情報<発信:和歌山県>

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CJC寄贈・和市消防局でVR防災体験車の披露式

2021年03月16日 16時27分

災害・防災

VR防災体験車の前で記念撮影(3月16日・和歌山市消防局)

和歌山市に本社のあるアパート・マンション仲介業、株式会社賃貸住宅センターが、去年(2020年)5月、和歌山市消防局に寄贈した最新のVR防災体験車の披露式が、きょう(16日)開かれました。

寄贈されたVR防災体験車は、全長7m、高さ3・4m、幅2・2mの4トントラックで、車内には上下前後左右に振動する4つの座席と、360度の立体映像を映し出すVRゴーグルが装備され、「火災」「地震」「津波」の3種類のVR映像を実際に体験しているような感覚が味わえる最新の設備を搭載していて、東京消防庁に次いで、和歌山市消防局が全国で2台目の導入となります。

尾花和歌山市長(左)にレプリカキーを手渡すCJCの塚本社長(右)

きょう午後、和歌山市消防局で開かれた寄贈式でVR防災体験車がお披露目され、賃貸住宅センターの塚本治雄(つかもと・はるお)社長から、和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長にゴールドのレプリカキーが贈呈されました。尾花市長はお礼を述べるとともに「最近、県内でも地震が多い。この体験車を通じて、多くの市民に災害の怖さや身を守る方法を学んで欲しい」と呼びかけました。

VRゴーグルを装着し地震の揺れを体験する伏虎義務教育学校の児童ら

きょうは、和歌山市立伏虎(ふっこ)義務教育学校の4年生が招待され、早速VR防災体験車に乗車しました。ゴーグルを装着した児童らは、地震や火災などのVR映像にシンクロして激しく揺れる座席に驚いた様子で、声を上げたり、両手を挙げて何かにつかまろうとする仕草をしたりしていました。体験した児童は「家具が落ちてきて危ないと思った。ガラスが飛び散ったり、揺れていろんな景色が見えたりしました」と感想を話していました。

賃貸住宅センターの塚本社長は「お役に立てて嬉しい。将来発生が懸念される南海トラフ巨大地震などの備えに繋げて欲しい」と話しています。


和歌山市消防局では、VR防災体験車を、今後、防災学習センターの来館者や、管内で開かれる出前講座などで活用することにしています。

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