災害ボランティア活動で和歌山大学と県社協が協定
2021年03月10日 18時46分
和歌山大学と和歌山県社会福祉協議会は、きょう(10日)学生や教職員による災害ボランティア活動を支援する協定を結びました。
この協定は、近ごろ自然災害がたびたび起きていることから、災害ボランティアの受け入れや研修などを担う県・社会福祉協議会のボランティアセンターと、学生や教職員らによる災害ボランティア活動の拠点を組織する和歌山大学が、ボランティアの研修や必要な機材の準備、災害時の活動先の調整などを連携して進めていくことなどを定めています。
きょう午前、和歌山市手平(てびら)の和歌山ビッグ愛で協定書の調印式が開かれ、和歌山大学・災害科学・レジリエンス共創センター長でシステム工学部の塚田晃司(つかだ・こうじ)教授と、県・社会福祉協議会の常務理事で災害ボランティアセンターの中西淳(なかにし・じゅん)センター長が、協定書に署名と捺印を行いました。
塚田教授は「学生が地域の役に立てる機会となり、災害ボランティア活動で得た経験を卒業後も県内・県外出身者それぞれの地元で活かせると期待したい」と話しています。
県社協の中西災害ボランティアセンター長は「平日でもまとまった人数の学生ボランティアが参加してもらえて、計画的な運営がしやすくなり、大変心強い」と話しています。
協定の締結に先立ち、おととい(8日)ときのう(9日)の2日間、和歌山大学では、防災士養成講座を開いたところ、学生や教職員ら30人ほどが受講するなど、関心の高さを示しています。