障害者施設に一日すし店 白浜町

2021年03月06日 19時40分

社会福祉・医療

新型コロナウイルスの感染を避けるため、外へ出掛ける行事をこの1年控えてきた白浜町の障害者通所施設「白浜コスモスの郷」にきょう(6日)、すし店が開かれました。

これは、地元で店を営む堅田清二郎(かただ・せいじろう)さんが施設の要請に応じて道具一式を持参して開いたものです。

白浜コスモスの郷は身体や知的、精神障害がある10代から70代の43人が通所し、ゴミ袋の加工などの作業をしています。

コロナ禍以前は娯楽として年に10回ほど回転ずしや買い物などに出掛けていました。

通所者は、のれんが掛かった食堂で4班に分かれて交代しながら、にぎりずしや巻きずしを食べました。

「おいしかったよ」と堅田さんに声を掛ける人もいて、堅田さんは「よろこんでもらえて本当によかった」と話していました。

また、施設管理者の市川崇博(いちかわ・たかひろ)さんは「利用者に我慢を強いてきたが、これで次の頑張りにつなげられる」と話していました。

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