万博関連の情報<発信:和歌山県>

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高校生フローリアサポーターに感謝状 岩出署で贈呈

2021年03月03日 22時01分

教育社会

岩出警察署の広報活動をサポートする「フローリアサポーター」の高校生にきのう(3/2)、警察から感謝状が贈られました。

2021年3月2日・岩出警察署で

岩出警察署では、交通安全の啓発や犯罪抑止などの警察広報を行うにあたって、去年9月、岩出警察署の署員と連携して警察活動全般の情報を発信してもらおうと、部活動で音声や映像に関わっている県立那賀高校の放送部員6人を、フランス語で「花が咲く」を意味し、若さ溢れるサポートを期待して名付けられた「フローリアサポーター」に委嘱しました。

そして、6人は、去年秋の交通安全運動期間中、通学路の安全な横断方法などを警察官と会話する形で録音し、その音声を岩出警察署管内の小学校で給食の時間に校内放送で流す取り組みや、和歌山放送でのラジオ出演、交通安全ポスターの作成などを行ってきました。

高校生がデザインした啓発用グッズ

こうした貢献に対し、岩出警察署が、委嘱した6人のうち、来年度は受験などで忙しくなる2年生の2人に対し、感謝状を贈ることにしたものです。

きのうの贈呈式には、県立那賀高校2年で放送部の木村文香(きむら・あやか)さん17歳が出席し、植松勝己(うえまつ・かつみ)署長から感謝状を受け取りました。

植松署長は、「フローリアサポーター」としての功績をたたえ、「クラブ活動で培った技術を生かして若さ溢れる広報活動をしてくれました。フローリアサポーターとして、地域の社会貢献の一翼を担ったことを誇りに思い、これからも邁進してください。そしてまたいつか、安全安心なまちづくりのためにお力を借りる機会が来ることを心待ちにしています」と挨拶しました。

感謝状を受け取った木村さんは、「岩出警察署の人と一緒に、地域に貢献する活動ができてとてもうれしいです。交通安全などを意識するようになり、地域の人と関わることの大切さを感じたし、ラジオに出演して、『聞いたよ』と言われ、ちゃんと届いているのだと実感しました」と話していました。

木村さん(中央)と植松署長(右)、左は欠席した生徒の賞状を持つ茂田教諭

式に同席した県立那賀高校放送部・顧問の茂田美珠穂(しげた・みずほ)教諭は、「警察の人と一緒でなければ、これだけ交通安全について一生懸命、考えることはなかったと思います。社会に出る前に、こうした経験ができたことで、社会の課題を自分のこととしてとらえ、自分たちがやれることを1つずつやっていこうという意志を感じました」と話していました。

県立那賀高校は、この「フローリアサポーター」の活動などが評価されて歌手のさだまさしが設立した「風に立つライオン基金」の高校生ボランティアアワード2020で特別表彰を受けています。

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