武蔵坊弁慶の誕生日・田辺市「弁慶社」で例大祭

2021年03月03日 17時03分

歴史・文化社会

田辺市の生まれとされる平安時代の豪傑・武蔵坊弁慶をまつる、田辺市東陽(とうよう)の世界遺産・闘鶏(とうけい)神社内にある「弁慶社(べんけいしゃ)」で、きょう(3日)例大祭が営まれ、地元の関係者らが参列しました。 

ことしの弁慶社例大祭のもよう(3月3日・田辺市東陽・闘鶏神社)

弁慶社は、2005年に有志らによって闘鶏神社の境内に建立され「五代目弁慶松」のほこらに祀(まつ)られていた武蔵坊弁慶のみたまを遷座(せんざ)しました。以来、闘鶏神社では、仁平元年(にんぴょうがんねん)・西暦1151年の3月3日が弁慶の誕生日とされていることから、毎年3月3日に例大祭を行っています。

武蔵坊弁慶をまつる「弁慶社」

例年ですと、多くの人に参拝を呼びかけて最後はもちまきを行うなど、賑やかに行っていましたが、ことし(2021年)は新型コロナウイルスの影響で、地元の観光や商工関係者らのみが参列し、長澤好晃(ながさわ・よしあき)宮司が祝詞(のりと)を奏上して参列者の代表が玉串を捧げる、簡略化した形の開催となりました。

長澤宮司は「夏の田辺祭や秋の弁慶まつりを含め、コロナ禍でなかなか本来の形で開催出来ないが、引き続き、県内の神社同士が連携して感染予防に努めながら祭礼を続けたい」と話しています

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