「みーやちゃん」御坊市公認のPRキャラに

2021年03月03日 17時02分

政治歴史・文化社会

御坊市(ごぼうし)は、地元に伝わる「かみなが姫伝説」の宮子姫(みやこひめ)をイメージしたキャラクター「みーやちゃん」を、市のPRキャラクターとして公認し、きょう(3日)御坊市役所で三浦源吾(みうら・げんご)市長が委嘱状を交付しました。

みーやちゃんを囲んでの記念撮影(3月3日・御坊市役所・市長応接室)

みーやちゃんは、御坊市の宮子姫顕彰会と、宮子姫の生まれ故郷・九海士の里(くあまのさと)のある藤田町吉田(ふじたちょう・よしだ)地区が2012年に制作し、市の観光協会のシンボルマークで、奈良時代、文武(もんむ)天皇の后(きさき)となったのち、聖武(しょうむ)天皇の母となった宮子姫がもとになっています。

これまでに、宮子姫時代行列や宮子姫みなとフェスタ、ごぼう商工祭といったイベントをはじめ、日高港(ひだかこう)でのクルーズ船の歓迎や、ツイッターでの発信、ゆるキャラグランプリへのエントリーなど、内外での活躍を高く評価した三浦市長が、顕彰会と吉田区にみーやちゃんの公認PRキャラクターの委嘱を依頼し、快諾を得たものです。

委嘱式には、顕彰会の吉田擴(よしだ・ひろむ)会長をはじめ、クエをモチーフにした日高町(ひだかちょう)のクーコや、カエルのまち・印南町(いなみちょう)のエルちゃんらが出席し、みーやちゃんを祝福しました。

みーやちゃんに委嘱状を手渡す三浦御坊市長

三浦市長は「寺内町(じないまち)や紀州鉄道、オートキャンプ場といった観光資源や、宮子姫の歴史を持つ御坊市を全国や海外へ益々発信して欲しい」と話し、今後の活躍に期待を込めました。

美人の象徴である黒髪の長さを藤原不比等(ふじわらの・ふひと)に見いだされた宮子姫が奈良に招かれ、のちに文武天皇の后となり、ふるさとに道成寺(どうじょうじ)を建立したという物語は「かみなが姫伝説」として、昔から絵本などで広く語り継がれています。

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