国文祭開催を前に和歌山市でけが人の救助訓練

2021年02月25日 19時11分

災害・防災福祉・医療

今年開催が予定されている第36回国民文化祭・わかやま21と第21回全国障害者芸術・文化わかやま大会の開催を前に和歌山市消防局は、看護を学ぶ地元の大学生と共にけが人が多数出たとの想定で救助訓練を行いました。

学生も参加して訓練が行われた(和歌山城砂の丸広場で)

これは和歌山市消防局が東京医療保健大学和歌山看護学部の学生およそ30人と共に行ったもので消防署の職員を合わせて100人体制の訓練となりました。

きょう(25日)午前和歌山城砂の丸広場で行われた訓練では、大会に参加する送迎用の大型バスとマイクロバスが衝突して多くのけが人が出たとの想定で行われました。訓練では、バスの乗客として参加した女子学生をバスから救出したり、けがの状況別にトリアージして病院に搬送するまでを手際よく行いました。また、衝突でバスから燃料が漏れたとの想定の訓練も行われ、消防隊員が消火に当たる訓練も行われました。

燃料漏れに対応した訓練も(和歌山城砂の丸広場で)

訓練に参加した和歌山看護学部2年の岡村美海(おかむらみう)さんと伊藤望愛(いとうのあ)さんは、初めての訓練で緊張した表情でしたが、「こうした状況に直面した時は冷静に対応したい」と話していました。

和歌山市消防局では、大地震を想定した訓練など同様の訓練をこれまでにも行っていますが、全国から多くの人が集まる国民文化祭などの催しを控え、万一事故に備えて訓練を行ったとしていて、こうした訓練を通して対応能力を図りたいとしています。

看護学部の学生も参加して100人体制の訓練が行われた(和歌山城砂の丸広場で)

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