【新型コロナ】新入生に「黄色いランドセルカバー」贈呈式に子どもの姿なく
2021年02月17日 18時57分
この春、小学校に入学する子どもたちに、ランドセルにとりつける黄色いカバーを贈る式典がきょう(2/17)、和歌山市で行われましたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、去年に続き、式典会場にランドセルを背負う子どもたちの姿はありませんでした。
和歌山県交通安全協会は、小学校に入学する新1年生に慣れない通学路を安全に登下校してもらおうと、毎年、遠くからも目立つ黄色いランドセルカバーを贈っていて、ことし(2021年)で62回目です。
きょう午前11時から和歌山市西(にし)の県交通安全協会内で行われた贈呈式では、県交通安全協会の溝端荘悟(みぞばた・そうご)会長が「新入学児童の交通安全を願い、作成したランドセルカバー7700枚を贈呈します」と述べ、県教育委員会の川嶌秀則(かわしま・ひでのり)学校教育局長に7700枚分の目録を手渡し、川嶌局長は、「子どもたちの安全を守るため、活用させていただきます」と謝意をあらわしていました。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今年の式典でも、去年に続いて、カバーを付けたランドセルを背負う保育園児の姿はなく、警察による子どもたちへの交通安全指導も行われませんでした。
県交通安全協会の溝端会長は、「子どもたちが事故に遭わないよう、交通事故によるけが人が出ないよう願っています」と話していました。
「黄色いランドセルカバー」は、県交通安全協会の県内14の支部から30市町村の教育委員会を通じて、県内237の小学校にこの春入学する7609人に届けられます。