ロケットの夢、サーチライトを夜空へ(写真付)

2021年02月14日 17時44分

教育経済

日本初の民間ロケット発射場の建設が進む、串本町で昨夜(13日)、ロケットの軌跡に見立てた夜空へサーチライトの照射が行われました。

橋杭岩越しのサーチライト(串本町・13日夜/写真は30秒露光)

これは、ロケット発射への気運を盛り上げるとともに、どこから発射され、どんな風に見えるのかなどを町内外に周知させるために、「宇宙ウィーク」の一環で、12日と13日に2夜連続で行われました。

サーチライトは、宇宙事業会社スペースワンが建設する串本町田原(たわら)のロケット発射場「スペースポート紀伊(きい)」から、ロケットが発射される方向に向け、両日とも日没後の午後6時から照射されました。

およそ10キロ離れた国の名勝、天然記念物の橋杭岩(はしぐいいわ)では、情報を聞きつけたカメラマンらが訪れ、奇岩と光の筋を撮影しようと待ち構えました。最初は見えなかったサーチライトですが、暗くなるとともに、淡く見えるようになり、カメラマンらは、苦労しながらシャッターを切っていました。

一方、きのう・きょうの2日間は、串本町西向(にしむかい)の町役場古座(こざ)分庁舎で、宇宙やロケットを紹介するイベントが行われ、ロケットの大きさを実物大の垂れ幕で表したり、宇宙服のレプリカが展示されるなどし、にぎわいました。

スペースワンでは、2021年度中に第1号のロケットの打ち上げを予定しています。

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