親子で防災学習「液状化現象」を体験(写真付)
2021年02月13日 19時03分
地震が発生した際に地盤が液体状になる「液状化現象」を実験で再現する「親子防災クラフト工作体験教室」がきょう(13日)和歌山市で開かれました。
これは、防災について学習するとともに、親子のふれあいを深めようと和歌山県と県青少年育成協会が開いたもので、きょう午前、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれた教室には小学生とその保護者らあわせて19人が参加しました。
教室では、子供たちの「社会で生きる力」と「夢を実現する力」を育てているボランティアグループ「冒険あそび倉庫」の代表、金川佳史(かながわ・よしふみ)さんが講師を務め、500mlのペットボトルと白い砂やビーズを使って、「液状化現象」を再現する実験装置を作りました。
実験では、1/3程度の砂や水を入れたペットボトルに、ビーズやビー玉を入れ、ペットボトルの側面を軽く叩くなどして砂に振動を与えると、重いビー玉は沈み、軽いビーズは浮かび上がるという液状化現象の仕組みを体験しました。
実験後は工作教室となり、実験に使ったペットボトルの水を減らし、ビーズやラメなど用意された装飾から好きなものを選んで入れ、上から洗濯のりを入れることでスノードームへと早変わりしました。
参加した和歌山市の小学2年生、織田心海(おだ・ここみ)さんは「ビーズは軽いからスノードームみたいにふわっと浮くのに、ビー玉は浮かないのが面白かった」と話していました。
この「親子防災クラフト工作体験教室」は、来週土曜日に第2回が開催されるということです。