紀の国わかやま文化祭2021の出前体験 初開催

2021年02月05日 19時36分

歴史・文化社会

今年(2021年)10月から11月にかけて和歌山県内で開催される「紀の国わかやま文化祭2021」の広報キャラバン隊がきょう(2/5)、盛り上げ隊の劇団とともに岩出市の小学校を訪れ、演劇の出前体験を繰り広げました。

「ハムレット」の一場面を演じる児童(岩出市・岩出小学校で)

「紀の国わかやま文化祭2021」は、第36回国民文化祭・わかやま2021と第21回全国障害者芸術・文化祭わかやま大会の総称で、今年10月20日から11月21日までおよそ1カ月間、県内各地で開かれます。

広報キャラバン隊隊長の兄弟お笑いコンビ「すみたに」

このイベントの広報活動の一環として、きょう初めて、文化祭の盛り上げ隊に登録されている「劇団ZERO」のメンバー4人が、広報キャラバン隊の隊長を務める兄弟お笑いコンビ「すみたに」の2人とともに岩出市清水の岩出小学校を訪れ、6年生の児童60人余りを指導しました。

指導にあたる「劇団ZERO」のメンバー

「劇団ZERO」の出前体験は、きょう午後の授業を使って体育館で1クラスずつ行われ、子どもたちは、発声練習や顔の筋肉を動かす動作に取り組んだあと、5人1組で、シェイクスピアの戯曲「ハムレット」の一場面を演じていました。

5人1組のグループには、「すみたに」の2人も加わり、アドリブを入れて盛り上げる様子を見た児童が、悪役らしく声色を変えてセリフを読むなど、演劇を楽しんでいました。

演劇を体験した岩出小学校の6年生は「大きな声を出すのは、結構難しかったけど、すっきりした」「恥ずかしかったけど、とても楽しかった」「相手にやられるときにアドリブを入れて盛り上げることができたので、満足です」などと話していました。

「紀の国わかやま文化祭2021」の出前体験は、新型コロナウイルスの感染拡大でこれまで実施できておらず、きょうが初めての取り組みでした。

今後は、今月8日に御坊市の幼稚園でマジックの出前体験が予定されていて、文化祭の事務局では、出前を希望する小学校や幼稚園などを募っています。

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