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元連合自治会長に実刑 現金詐取や運営費横領

2021年02月02日 20時53分

事件・事故

自らが住む地区の公共工事を落札した業者から現金をだまし取ったなどとして、詐欺と業務上横領の罪に問われた元連合自治会長の男に対する判決公判がきょう(2/2)、和歌山地方裁判所で開かれ、懲役1年10カ月の実刑判決が言い渡されました。

判決をうけたのは、和歌山市芦原地区連合自治会の元会長、金正則(きん・まさのり)被告64歳です。

判決によりますと、金被告は、2016年11月、地区の行事などへの協力金名目で請負額の3%の現金を落札業者に要求し、85万円をだまし取ったほか、2019年1月から4月にかけて、実行委員会の運営費から、関係のない会合での飲食代に、あわせて22万1800円を支払い、横領しました。

判決で、武田正(たけだ・ただし)裁判長は、「被害額が多額で、弁償もされていないことから実刑が相当と判断した」と述べ、懲役2年6カ月の求刑に対し、懲役1年10カ月の実刑判決を言い渡しました。

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